日本銀行金利緩和政策修正決定による住宅ローン固定金利上昇について

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ローン関係

住宅購入時、多くの方が利用している住宅ローン。 現在、約7割程度の方が変動金利を利用しておりますが、昨今の経済不安より固定金利を選択される方もいます。 その中、日本銀行の金融政策修正、各銀行の住宅ローン固定金利上昇ニュースはこれから住宅購入検討の方や住宅ローン借換えの方に関心のある話題となりました。 金利選択を悩まれている方は今後の日本銀行の動向含め、現状確認をしておきましょう。

今回の金利上昇の要因

2022年12月の日本銀行の金融政策決定会合にて

日本銀行の金利緩和政策の修正決定による長期金利上昇に伴うもの
→長期金利の変動許容幅を上限0.25%から0.5%に引き上げた

短期金利は-0.1%に据え置きされた為、変動金利は据え置き

2023年1月:住宅ローン金利引き上げ商品

10年固定
→2022年12月より0.1〜0.34%幅上昇

全期間固定金利(35年固定)
→2022年12月より0.03〜0.3%前後上昇

変動金利は横ばい(借入金利0.3〜0.5%前後)

2023年1月:10年固定引き上げ金利(2022年12月比較)

各大手銀行は下記の通り、10年固定金利を引き上げた。

三菱UFJ銀行:3.70%(0.18%幅上昇)
→最優遇金利:1.05%

三井住友銀行:3.79%(0.26%幅上昇)
→最優遇金利:1.14%

みずほ銀行:3.50%(0.30%幅上昇)
→最優遇金利:1.4%

りそな銀行:3.78%(0.10%幅上昇)
→最優遇金利:1.125%

三井住友信託銀行:3.74%(0.34%幅上昇)
→最優遇金利:1.36%

金利上昇による住宅ローン支払い影響

仮に2022年12月と2023年1月の返済額の比較をすると…

2022年12月借入の場合
借入金額:3,000万円
金利:1.02%(当初10年間)
借入期間:35年
→毎月返済額:84,965円
10年間の利息:2,686,662円

2023年1月借入の場合
借入金額:3,000万円
金利:1.36%(当初10年間)
借入期間:35年
→毎月返済額:89,811円
10年間の利息:3,606,389円

比較結果
→毎月返済額:4,846円
10年間の利息:719,727円増

当初10年間ではありますが、0.34%金利上昇すると約72万円程度の利息差が発生することになり、毎月も5,000円程度負担増となります。

今回金利上昇の注意点

引き上げ金利対象者は新規借入、借換え対象者のみ
→既存借入者は金利変化無し

短期金利の影響受ける変動金利は金利据置

今回の金利引き上げは新規借入や借換えの方が対象で、現在固定金利や変動金利で住宅ローンを支払っている方に変化はありません。急いで何か行動を起こす必要はありませんが、今後の動向には気にかけるようにしましょう。

こちらも再確認しておきましょう。
固定金利ってどうなの?
変動金利ってどうなの?

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